はじめて映画の英語のセリフが聞こえ出した時、自転車に乗れた時のような感動があります。
この体験がとても大切です。
英語の周波数に自分の耳がチューニングできた瞬間です。
海外に長期滞在した人なら体験があるはずです。
2週間目くらいからノイズでしかなかった周りの会話がクリアに耳に飛び込んで来ます。
自分の耳が勝手にチューニングを始めた瞬間です。
えいご村の基本的なメソッドであるIMAIメソッドは私たちの耳(聴覚)の不思議を教えてくれます。
▼欧米人には高周波出まくりでうるさいものでしかない蝉の声を
閑さや岩にしみ入る蝉の声(しずかさや いわにしみいる せみのこえ)(松尾芭蕉)
と詠みそれに共感する日本人の耳との違いなのです。
それは耳ではなく脳の違いでもあります。
だから少しだけ違うスイッチを入れチューニングしていくと聞こえなかった音が聞こえてきます。
それを英語村で体験できます。
えいご村キャンプ
http://eigomurasa.jimdo.com/
文字通りエクササイズ(運動)をしながら日本語では使わない筋肉、特に顔の表情筋と横隔膜の使い方を体験します。
ワインのコルクを口にくわえてスクリプトを読む練習をします。口のまわりの筋肉の使い方や口の中の舌の位置に意識が向くようになります。(理論も大切ですが、それ以上に体感することが何よりも大切です。
▼次にクリティカルシンキングの練習をします。
といってもそれはとても簡単なことです。
Why?ととことん聞き
Becauseとなんとか答える練習をします。
What for (なんのために?)
と問います。
どうしてそれをやるのと考えいきます。
なんのために勉強するの?
なんのために働くの?
たったこの簡単で根源的な問いを徹底的に考えていくと自然とロジカルシンキング、クリティカルシンキングができます。
みんなで課題の解決を考える(たとえば料理を作る、寸劇を考えるなど)とクリエイティブシンキングに発展します。それをプレゼンテーションしてみる、相互に評価し合ってみると完璧です。
▼英語らしい表現、英語らしい口語表現などを映画や歌に学びます。ネイティブのようにはいかないけれどだんだんらしくなっていきます。(プロソディ練習)
以上のことのきっかけをつかめるのが2泊3日のえいご村キャンプです。
------------------------------------------
もちろん、最終的には本当に廃校をつかって通年で開村している「えいご村」をつくるつもりです。
みんなにそれはいつ?と聞かれます。
「十年後かな」
と答えます。
みんな「それじゃオリンピックに間に合わないじゃない」とがっかりします。
「じゃ、一緒に少し急ごうよ」
と笑います。
こんな大きなプロジェクト私たちだけではとても手に負えません。
でもみんながその気になればきっと実現できると思っています。
だってみんな社会的に活躍して、それぞれがスキルや経験や人脈を持った「大人」だからです。
「大人」の本気はすごいと私は考えています。
ただそれを出すか出さないかですし、出さないと錆びていきます。
それを私たちはソーシャルの力と呼んでいます。
何をやるにもこれ(ソーシャル)が私たちの目下の行動原理です。